意地悪女を操縦する方法|それは情なの?

毎朝、通勤ついでに息子を小学校まで送っている私。

我が家から小学校までは、とてつもなく狭い道が続きます。

車一台しか通れない場所が多々あるにもかかわらず、一方通行ではありません。
前から後ろから車がバンバンやってきます。


今朝。

その細い道の脇道(これまた細い)から超でかい車が出てきました。

トヨタのランドクルーザー、通称ランクル、全長5メートル!

1回くらいの切り返しじゃ絶対曲がれません。


しかも
道が細いだけではなかった・・・。


車体の右前方には、子どもが入って遊べるくらいのデカイ側溝
左後方には、通学途中の女子小学生二人。

前にも後ろにも、ほとんど進めない!

超ムリゲー。

女子小学生二人が明らかに邪魔で。


私は意を決して二人に声をかけました。

「危ないからこっちおいで。」

すると、

「あぶなくないし!大丈夫!」と、かぶせ気味に言ってくるではないですか!

まあ、想定内よ・・・。

だってぇ、見るからに意地悪そうな小学3年生くらいの女の子と、その妹と思われる1年生のユニットだったんですもん。

姉ちゃんのメンツがある!
大人に指図されたくない!

そんなとこかな。

次の一手がすぐに頭に浮かんできました。

「(ランクルの)おっちゃんが大丈夫じゃないねん、曲がれなくて困ってはるから、ちょっとよけてあげて。」

と下手にでてお願いしてみました。


予想的中!

しゃーないな・・・という感じで、一歩ほど下がりました。

そこで
「予想通りの反応!もっと下がらせてみせる!」と調子に乗ってしまった私。

「(ランクルの)おっちゃん、こんなとこでこんなデカイ車乗ったらアカンやんな~。ピカピカでこれ新車やわ。これから練習やわ、今日は仕方ない、許したげて。」

と、

おっちゃん下げの、相対的に意地悪小学生を立てる作戦!に出ました。


作戦成功~。

ランクルが思いっきりバックできるように!
人の通れるスペースが出来たので、そこを抜けて私たちは小学校の方へ歩き始めました。


まもなく

ランクルが歩いている私の横を通過。

通り過ぎるだけじゃなかった・・・。
「ありがとうございました~。」って。

窓ずっと開けてたみたいね・・・。
「こんなデカイ車乗ったらアカン。」とかとかとか、全部聞こえてらしたのね・・・。

意地悪女を操縦するには、アナタを思いっきり下げて情に訴えるしかなかったの~。


果たして
あの小学生の行動は、「おじさん気の毒。」という情から生まれたのでしょうか?

意地悪そうだから、「このランクルおじさんの運命は、私の立ち位置次第だわ。おーほっほー。」くらいに思ってたんじゃない?

こんな妄想してる私が一番感じ悪いかも、おーほっほー。


意地悪女子小学生ユニットは、なんだかんだと私と息子に絡んでくれまして。

生垣の虫をながめていたら
「みちくさアカンねんで。」

ゆっくり歩いていたら
「もう15分やけど。」

そうなの。と返事したら
「25分には席についとかなアカンの知らんの?」

ムカつくけど有益な指導をしてくれました。


なんか
意地悪はムカつくけれど、意地悪女自体はいいも悪いもないような気がしてきました。

なんかうまく文章にできません。

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おから
アラフィフ高齢パートタイムママン。 40過ぎて産んだ小学1年の息子と 6コ下の夫と暮らしつつ 経理のおばちゃんやってます。 ブログの読者からお便りもらうのが夢。

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