伝わらない願い|伝わらなくていいのかも知れません
湿度MAX、ムカデの季節がやってきました。
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地を這うイメージのムカデさん。
木の上に登って獲物めがけてダイビングする機動力もあり、なかなかのご活躍です。
息子が2歳になったばかりのある日。
取り入れた洗濯ものが裏返っていたので、直そうと手をつっこんだところ!
ぎゃぁぁぁー
ムカデがぁー
シャシャシャーっと出てきました!
噛まれたらチョー大変!
息子をまずなんとかせねば!
ベビーチェアに避難させることにしました。
(たいして避難にはなってませんが)
座れと言ったら立つ
止まれと言っても歩く
触るなと言っても触る
そんなお年頃の息子に、何が何でも言うこと聞かせないといけない状況に。
この部屋にムカデがいる、
ムカデに咬まれたらとても痛い、大変。
だから
「この椅子に座って、絶対に動いてはいけないよ。」
と、今までの人生でこんなに気合を入れて頼み事をしたことがあったかしら?くらいの勢いで、息子に指示をしました。
私は殺虫剤を取りに物置へ行き、戻ってきました。
息子はじっとだまって静かに座っていました。
カーペットの端に身を潜めていたムカデを発見。
殺虫剤を噴射、動かなくなりました。
殺虫剤を噴射、動かなくなりました。
でも、ムカデって生命力めっちゃ強くて。
熱湯かけるかハサミでちょん切るくらいしてやっと絶命するんです。
熱湯は万一息子が動いて掛かったりしたら大変。
ハサミで切るのも、最期の力をふりしぼって反撃されたらと思うとできません。
それに、殺虫剤まみれのムカデを息子がさわったりしたらどうしよう?
考えました。
息子には、「お父さんが帰ってくるまで、ずっと椅子に座っといて。」と言いました。
夫が帰ってくるまで小一時間。
2歳になったばかりの息子は、泣きもわめきもせず、静かにずっと座っていました。
めっちゃ言うこと聞くやん・・・。
全身全霊をかけて言い聞かせたしね・・・。
今、息子は小学一年生。
この前一緒に歩いていて、道端にムカデを見つけました。
そして息子が言いました。
「そういえば、僕が小さかったころ家にムカデが出たよね。お父さんが帰ってくるまで僕、ずっと椅子に座ってたよね。」と。
2歳になったばかりのころのこと、覚えてる。。。
同じころ、飛行機に乗ったことは全部忘れてるのに。。。
絶対に聞いてもらいたい or 聞かないといけないお願いは、
聞いてもらえる or 聞く のだなと思いました。
逆に考えると。
聞いてもらえない・伝わらないお願いってのは、聞く必要のない・伝わらなくてもいい、実はしょうもないお願いなのかも知れません。
だから
ゴミをゴミ箱に入れてくれなくても
モノを出したら出しっぱなしでも
1回くらいは
ゴミ箱に入れてね
しまっといてね
とお願いしてみる。
そして
お願いが伝わらなくて、ゴミが床にあっても。
キッチンに消しゴムが転がっていても。
「別にたいしたことじゃないんだな。」とぼんやり考えてみることにしました。
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