世が認める子ども向けマンガ、有害図書に指定される
息子4歳の春。
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真っ暗な部屋で、ふとんにくるまりながら放った一言がありました。
「僕なんか0点しか取れないんだ。」
「僕の人生つまらない。」
4歳でその語彙なに???
将来は太宰治にでもなるのかね???
母より先に死んだらダメよ~、ダメダメ。
お友達とうまくいかなかったり、先生に怒られたりとツライ時期だったようです。
が、4歳で人生つまらないと言われて心乱れた私は、園長先生に相談しました。
「私も大変驚いています。」
「園ではそのような言葉は教えてませんし、どういうことでしょうね?」
と言われて、ピーン!ときました。
「先生、わかりました!ドラえもん、のび太のセリフです!」
自分のふがいなさや、日常のゴタゴタの辛さ。
それを、のび太のセリフまる写しで表現していたのでした。
言葉の使い方あってる、センスあるやん。
「ドラえもん止めたら一件落着。」ということで園長先生との電話は終わりました。
息子と先生の間では、「ドラえもんの本は誰かにあげようね。」ということに。
(有害図書、あげるんか~い!)
(有害図書、あげるんか~い!)
それでも、文章に親しむいい習慣になるし、知識もつくし、なんてったってドラえもんはいいヤツだし、ということで、Amazonプライムに小学館のマンガにと楽しんでいました。
それから2年後の今。
小学1年生になった息子が吐く言葉がですね・・・。
「宿題なんかイヤダー。」
「お手伝いなんてイーヤーダー。」
やっと机について宿題やりだしたと思ったら、フラフラ~っと立ち上がる。
そして、行く先はマンガのある本棚・・・。
あんた、のび太そっくりだねっ。
母の私は「さっさと宿題しなさ~い。」「お手伝いしなさ~い。」を連発。
野比玉子に改名しようかしら。
北島マヤ、矢吹ジョーといった頑張り屋さんを信奉する夫が言いました。
「ドラえもんなんか読んでたらのび太みたいな根性なしになる!」
「ドラえもん、禁止!」
このようにして、世が認める子ども向けマンガが有害図書に指定されたのでした。
夫は自分の蔵書の「ガラスの仮面」を息子にすすめました。
息子は5ページくらい読んで、「わからない。」と止めました。
5ページも読むなんて!
「読みすすめれば、いつか面白くなるはず。」という欲の力はすごいデスネ。
話し合って、ドラゴンボールを与えることになりました。
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